
少ない負担で鮮明な画像を得られる64列マルチスライスCTを導入

マルチスライスCTは、1枚のスライス画像(=平面図)しか得られない従来のCT装置と異なり、X線検出器を複数配置するため、検査部位の立体的な画像を得ることができます。撮影できるスライス画像は4列、8列、16列と多列化が進み、一度に撮影できる範囲が広がりました。当院では、より高性能とされる64列マルチスライスCTを導入。1つの検出器の幅を0.5mmにまで薄くし、それを64列並べることにより、高精細な立体画像が短時間で撮影できるようになりました。また、多列化が進むにつれ、撮影の際に患者様が息を止めなければならない時間が短縮されています。心臓CT検査の場合、16列マルチスライスCTだと息止めが25~30秒ほど必要ですが、当院の64列マルチスライスCTでは10~15秒ほどの息止めで検査できます。
心臓CT検査に強い64列マルチスライスCT
従来のCT装置では、不整脈が少しでもあると画像に乱れが生じ、正確な診断が難しかったため、これまで心臓の検査といえば心臓カテーテル検査が主流でした。心臓カテーテル検査は動脈に針を刺し入れるもので、検査による危険性も否めず、さらに入院を要するなどの制約があり、患者様に負担をかけるものでした。しかし、マルチスライスCTでは、危険性はほとんどなく、より短時間でより細かな画像が撮影できるため、動いている心臓の撮影も可能で、かつ、不整脈がある場合でも画像に乱れなく画像化できるようになりました。心臓だけでなく全身の血管についても、カテーテル検査と同等の情報を得ることが可能です。また、部位ごとの撮影にて自動的に最適なX線量が選択されるため、従来のCT装置に比べ、患者様の被ばく線量を大幅に低減することが可能です。

動脈と静脈の3D画像

心臓の3D画像

MRIは、大きな磁石による「強い磁場」とFMラジオに使われるような「電波」を用いることで体内の画像を得る画像診断装置です。CTと違い、放射線による被ばくがないため、幅広く安心して検査を受けていただけます。そのMRI装置の中でも、当院は、より性能の高い1.5T(テスラ)MRIを導入しております。(※テスラ=磁気の密度を表す単位。1テスラは1000ミリテスラ。市販の磁気治療テープは80ミリテスラほど) また、当院では、頭部のみならず下肢や腹部の血管までもが造影剤を用いなくても画像化できる東芝製MRI装置を導入しているため、患者様により安全でやさしい検査を行うことができます。
| MRIが有効な疾患(一例) | |
|---|---|
| 整形外科 | 頚椎症、胸椎・腰椎のヘルニア、脊髄腫瘍、脊髄奇形、骨軟部腫瘍、関節の靭帯損傷、半月板損傷など |
| 脳神経外科 | 脳の腫瘍、脳血管性疾患、変性疾患、脳奇形、外傷、脳血管のスクリーニング検査(脳ドック等) |
| 消化器内科 | 肝・胆・膵の腫瘍性病変、胆道・膵管のスクリーニング検査(MRCP)など |
| 婦人科系(人間ドック) | 子宮、卵巣の異常 |
| 眼科 | 眼窩や眼球内部の腫瘍など |

下肢血管のMRA(MRA:MRIを用いて撮影した血管の画像)

全脊椎のMRI
北水会記念病院健診センターでは、1.5テスラMRIと64列マルチスライスCTを使う脳専門ドックや、64列マルチスライスCTを使う心臓ドック・肺ドックを行っております。身体への負担の少ない検査で、健康チェックをしてみませんか?